確定申告(税金)どうする?ギャラ飲みの収入の考え方|初心者向けに5分で整理【2026年版】
ギャラ飲みの謝礼は申告必要?副業20万円ルールとは?経費の考え方は?初心者向けにギャラ飲みの税金と確定申告の基本を5分で解説。

「ギャラ飲みの謝礼って申告必要?」「副業20万円ルールって何?」「経費はどこまでOK?」
結論:副業としてのギャラ飲み収入は、所得税法上 「雑所得」 に該当することが一般的であり、「収入 - 必要経費 = 所得」 の計算式で算出します。会社員の方であっても、一定の条件に該当する場合は確定申告の手続きが必要になります。
まず全体像(仕組み・相場・流れ)を知りたい人はこちら
[!CAUTION] 免責事項 本記事は一般的な情報の提供を目的としており、個別の税務判断を保証するものではありません。実際の申告にあたっては、必ず国税庁の公式サイトを確認するか、税理士や最寄りの税務署へご相談ください。
1. まず結論:申告が必要かは「所得(利益)」で決まる
申告が必要かどうかの判定に用いるのは、売上(収入)そのものではなく、そこから必要経費を差し引いた 「所得」 の金額です。
所得 = 収入(謝礼の総額) - 必要経費(交通費など)
この「所得」の金額をベースに、自分に申告義務があるかを確認しましょう。
2. 会社員は「副業所得20万円超」で所得税の確定申告が必要
年末調整済みの会社員であっても、給与以外の所得が一定額を超えると、所得税の確定申告が必要になります。
- 判定基準:「収入」ではなく、経費を引いた 「所得」が年間20万円 を超える場合。
- 合算のルール:ギャラ飲み以外にも副業(原稿料、フリマアプリでの転売等)がある場合は、それらをすべて合算して判定します。
※給与収入が2,000万円を超える場合や、複数の会社から給与を得ている場合など、例外的な条件も存在します。詳細は国税庁の「確定申告が必要な方」をご確認ください。
3. 20万円以下でも「住民税の申告」が必要な点に注意
所得税の確定申告が不要なケース(所得20万円以下)であっても、お住まいの自治体への 住民税の申告 は別途必要になる点に注意が必要です。
住民税には所得税のような「20万円以下なら不要」という一律のルールがないため、金額に関わらず申告が求められるのが一般的です。詳細な手続きについては、お住まいの市区町村の税務窓口へご確認ください。
4. ギャラ飲み収入は何所得? 一般的には「雑所得」
副業としてのギャラ飲み収入は、活動の実態に基づき、以下のように分類されることが一般的です。
- 雑所得:活動が単発であり、継続性や事業としての客観的な実態(帳簿の備え付け等)が乏しい場合。
- 事業所得:継続性・反復性があり、独立した事業として営まれている実態がある場合。
※所得区分の最終的な判断は税務署が行います。判断が難しい場合は、専門家への相談をお勧めします。
5. 経費にできるもの/できないもの(判断の基準)
必要経費は原則として 「その所得を得るために直接必要な支出」 を指します。
必要経費として認められる可能性がある例
- 会場までの交通費(電車・バス・タクシー代など)
- 連絡や案件確認に必要な通信費(仕事での使用割合に応じた按分が必要)
- 活動に直接必要な備品代
慎重な判断が必要な例(否認されるリスクが高いもの)
- 洋服・美容代:プライベートでの利用との区別が極めて困難であるため、原則として必要経費として認められるハードルは非常に高いと考えられます。
- 飲食代:仕事(所得獲得)との直接的な因果関係を客観的に説明できる必要があります。
[!TIP] 領収書やレシートは必ず保管し、裏面に「〇月〇日 〇〇会場への移動費」など、用途をメモしておく習慣をつけましょう。
6. 初心者が押さえておくべき記録のポイント
確定申告の時期に慌てないよう、以下の情報を整理しておきましょう。
- 収入の記録:日付、金額、受け取り方法(振込・アプリ内決済など)、支払者(プラットフォーム名など)。
- 経費の記録:領収書・明細の保存、支出目的の記録。
- 按分(あんぶん)の根拠:スマートフォン代などを経費にする場合、仕事での使用頻度に基づき、合理的な按分比率を算出しておきます。
7. 申告を怠った場合のペナルティ(税務リスク)
「申告を忘れていた」「少額だから大丈夫だろう」と放置することは、大きな税務リスクを伴います。
- 附帯税の発生:本来納めるべき税金に加え、無申告加算税や延滞税が課されます。
- 重加算税のリスク:意図的な所得隠しや隠蔽とみなされた場合、さらに重い「重加算税」の対象となる可能性があります。
正しく申告を行うことは、自分自身の活動と社会的信用を守ることに繋がります。
よくある質問(FAQ)
Q1. 収入が少額なら申告しなくてもバレませんか?
支払側の記録や銀行口座の履歴などから、税務当局が収入を把握する手段は多岐にわたります。「バレない」という前提で未申告のまま放置することは避けるべきです。
Q2. 美容代は「自分を磨くための投資」として経費になりますか?
税務上、個人的な支出(家事費)と仕事上の支出の区別が曖昧なものは、原則として経費には認められません。特定の仕事のためにのみ必要であることを客観的に証明できない限り、厳しい判断となります。
Q3. 確定申告のやり方が全く分かりません。
毎年2月〜3月の申告期間中、国税庁の「確定申告書等作成コーナー」を利用すれば、画面の指示に従って作成が可能です。また、各地の税務署で開設される相談会場を利用するのも一つの方法です。


