Tinderで会った人が別人だった話(実録)理想と現実のギャップに絶望
「Tinderで美女とマッチングした!」と喜んだのも束の間。待ち合わせ場所に現れたのは、写真とは似ても似つかない別人でした。加工アプリの進化が生んだ悲劇、その一部始終を実録として公開します。

マッチングアプリの「闇」に遭遇しました
世界最大級のマッチングアプリ「Tinder」。 イケメン・美女が多いと噂のこのアプリで、僕は人生最大級の衝撃を受けることになりました。
これは、僕が実際に体験した**「写真詐欺」**の全記録です。 「まさか自分が騙されるわけない」と思っているあなた、明日は我が身かもしれませんよ。
運命のマッチング:Aiko(25歳)
ある日の夜、いつものようにTinderをスワイプしていると、一人の女性が表示されました。 名前はAiko、25歳。 写真は、モデルのような整った顔立ちに、少しアンニュイな表情。 プロフィールには「旅行とアートが好きです」と書かれていました。
「いや、こんな美人がTinderにいるわけないだろ…業者か?」 そう疑いつつも、指は勝手に右スワイプ(Like)。 すると画面には**「It's a Match!」**の文字が。
「嘘だろ!?」 半信半疑でメッセージを送ると、すぐに返信が来ました。 会話も普通で、業者特有の怪しいURLへの誘導もありません。 「これは…本物の美女とマッチングしてしまったかもしれない」 僕は有頂天になりました。
デート当日:高まる期待と緊張
メッセージ交換から3日後、早速会うことになりました。 場所は渋谷の少し落ち着いた居酒屋。
「どんな服着てますか?」 「白いニット着てます!入り口近くの席にいますね」
心臓の鼓動が早くなるのを感じながら、店に入りました。 入り口近くの席を見ると、確かに白いニットを着た女性が座っています。
しかし。
現実:そこにいたのは…誰?
近づくにつれて、違和感が確信に変わりました。 髪型は確かに写真と同じロングヘア。服装も白いニット。 でも、顔が全く違う。
写真ではシュッとした顎のラインだったのに、目の前にいるのはふっくらとした輪郭。 パッチリ二重だった目は、重たい一重。 肌の質感も、アプリで見た陶器のような肌とは程遠いものでした。 年齢も、どう見ても25歳ではなく、30代後半〜40代に見えます。
「あ、〇〇さんですか?Aikoです〜」
声を聞いて、ようやく彼女がAikoさん本人だと認識しました。 脳内で「理想」と「現実」の画像が激しくバグり起こします。 「加工」というレベルを超えて、もはや「生成」に近い別人ぶりでした。
地獄の2時間と、その後
「写真と全然違いますね」なんて言えるはずもなく、僕は引きつった笑顔で席に着きました。 そこからの2時間は、まさに地獄。
彼女は写真の自分になりきっているのか、自信満々に話してきます。 「私、よくハーフに間違われるんだよね〜」 (いや、純日本人顔ですけど…) 「最近モデルのスカウトされちゃって〜」 (どの世界線の話…?)
話の内容と目の前の現実のギャップに、僕は相槌を打つので精一杯でした。 会計を済ませ、逃げるように解散。 帰りの電車で即ブロックしました。
教訓:写真は「作品」だと思え
今回の件で学んだこと。 それは、**「マッチングアプリの写真は、その人の『作品』であって『記録』ではない」**ということです。
最近の加工アプリは本当に優秀です。 骨格を変え、年齢を操り、別人を作り出すことができます。 特にTinderのようなカジュアルなアプリでは、審査が緩いため、こうした「作品」が溢れかえっています。
被害に遭わないために
- ビデオ通話を提案する: 会う前に一度顔を見て話せば、加工詐欺は100%防げます。
- 他撮り写真を要求する: キメ顔の自撮りだけでなく、友達に撮ってもらった写真を見せてもらいましょう。
- 画質が悪い・口元を隠している写真は警戒: 加工をごまかすための常套手段です。
皆さんも、写真の向こう側の「現実」にはくれぐれもご注意を。
写真詐欺が少ないアプリなら
東カレデートなどの審査制アプリや、本人確認が厳格なPairsなら、過度な加工写真は審査で弾かれることが多いです。リアルな出会いを求めるなら、信頼できるアプリを選びましょう。
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